
『地獄』から『極楽』へと続いた音楽は、第5楽章『河内音頭』導かれる。『地獄変』で奏でられご詠歌は、後に民謡や音頭へと受け継がれていく流れを音楽で表現した。
河内音頭は、大阪が誇る音頭で、平野区は『近代河内音頭の発祥の地』として有名である。ご詠歌が発展した音頭に人々は心を寄せ、祭りは最高潮へと向かう。この曲では、ピアノを中心に、5回繰り返される。通常の河内音頭では、調性もテンポも変わることはないが、今回は高揚感を出すために、半音階転調を繰り返した。キーが上がるに連れ、オーケストラも盛り上がり編成も巨大化していく。熱狂的な盆踊りをイメージして作曲した。
